・適正価格を知るため!

どんなに信頼できる営業マン、塗装業者だと感じていても、出された見積書の工事金額を人柄のみで適正価格だと判断するのは難しいでしょう。

その点、相見積を依頼することは、その地域や自分の家の外壁材の塗装の相場を知るために役にたちます。また、適正価格かどうかは施主側によっても違う場合があります。

どんなに安い見積もりを提示されても、その塗装デザインや塗料の種類に魅力を感じていなければ、意味がありません。

同じ条件で相見積を依頼するのもおススメです。

会社によっては、塗料の種類によって仕入れ値が安く材料費を安くおさえられる所もあります。

どの会社がどの塗料を安く使えるのか、またそのことによってどんな塗装の経験や技術を特にもっているかを判断できるので、施主にとって適正な価格で外壁塗装工事を依頼することにつながります。

 

・技術力を確認するため!

技術力は素人には、特に見極めが難しい分野のひとつです。見極める点で、見積書を比較することは役に立ちます。見積書で分かるのは金額だけではありません。

というより、塗装工事一式となっているような、金額しか分からない見積もりであってはいけないのです。塗料だけでなく、どんな材料が使われているか、人件費にいくらかかっているかなどが分かる見積書であれば、それに沿って作業手順や内容を確認できますし、工事に応じて適切な人数が配置されるのかの確認が出来ます。

相見積を依頼し、各業者の見積書を比べて同じ工事内容でも、抜けている材料や工程がないかを確認しましょう。また、その点に関して質問することで、どれだけの知識や経験があるかの技術力も分かります。

 

・デザイン性をあげるため!

依頼した通りの価格や色で塗装してもらったにものの、塗装後によく耳にする言葉には「もっと色があるなら教えて欲しかった!」「あんな、オシャレな塗り方があるなら言ってくれれば良かったのに」「本当は、あんな風にしたかったのに!」というものがあります。

 

ある意味、塗装業者は施主の依頼通り工事を行っているので問題ないはずなのですが、これでは何だか損したような、残念な気持ちになりますよね。相見積をとるなら、このような失敗を避けることができます。

 

業者によっては、強みが値段や技術力だけでなく、デザイン性というのもあります。提案力があるかどうかです。同じ金額の見積もりの中で、数パターンの色やツートンカラーなどの塗り分けを提案してくれる会社もあります。

 

提案されて初めて、その良さやオシャレさに気づく場合も少なくありません。デザイン力、提案力が決め手となり、当初依頼しようと思っていた会社から、他の会社に変えた人も多くいます。

 

また、イメージが湧きやすいように、カラーシミュレーションソフトを使って提案してくれる会社もあります。選択肢が増えることや、シミュレーションによって自分のイメージと営業マンのイメージに違いや差がないかを確認できることは、相見積をとるメリットのひとつです。

 

・まとめ

相見積を依頼することは、適正な価格、確かな技術力、デザイン性の高さを求め実現する点で、役に立ちます。特に、訪問販売による塗装業者によって外壁塗装を考えている場合は、すぐに決めてしまわず、他社にも見積もりを依頼して、しっかり比較して最善の会社を見極めるようにしましょう。相見積を依頼するのは良いことだからと、何社も見積もりを依頼する必要はありません。比較材料がありすぎても分からなくなりますからね。事前にホームページや口コミを確認したうえで、3社ほどに絞り込んで相見積をとるのが良いでしょう。