屋根葺き替え・素材の選択とその影響?

屋根葺き替え、素材の選択とその影響?

屋根葺き替え工事画像

屋根の葺き替えは、古い屋根材をすべて撤去して新しい屋根材に葺き替える事を指します。

屋根の素材の選択は、葺き替え工事の重要なポイントであり、その選択によって屋根の性能や耐久性、コストなどに大きな影響を与えます。

今回は、屋根の葺き替えにあたり、主な屋根材のメリット・デメリットをお伝えいたしますので、葺き替えの際には是非参考にしてください!

 

素材の選択のメリットとデメリット

 

❶瓦屋根

瓦屋根の画像

耐久性が高いですが、重いため耐震性や屋根強度を考慮した工事が必要になります。

 

瓦屋根のメリット

◆耐久性

瓦は粘土を高温で焼いて作られたものなので、タイルと同様に瓦自体の耐用年数は50年以上です。

また、釉薬瓦の耐用年数は50年~100年とも言われており、再塗装のメンテナンスを基本的には必要としません。

 

◆部分的な葺き替えが可能

瓦屋根は一枚一枚が比較的小さいため、一部が壊れても全体が崩れることは少ないと言われています。

 

◆防水性

瓦屋根は雨漏りがしにくい屋根ということもあり、雨が多い日本には適している屋根だと言われています。

 

◆耐熱性

瓦と下地の間に空気層があるため、熱が直接室内に侵入することがありません。

 

◆遮音性

瓦は粘土でできていることから、雨音などの騒音も軽減させてくれる効果があります。

 

瓦屋根のデメリット

◆初期費用が高い

屋根材の初期費用も他の屋根材と比べて1.5~倍以上の費用がかかるためコストがかかります。

 

◆地震や強風に弱い

瓦屋根はその重量が家全体の重心を下げ、地震時の揺れを安定化させる効果があります。

しかし、適切な施工が行われていなければ、地震時に瓦が落下する可能性もあります。

❷ストレート屋根

化粧スレート屋根の画像

軽く、地震に強い、価格が安価なことがメリットです。

ストレート屋根は、厚さが5mm程度の薄い板状に加工された屋根材で、セメントを主成分に加工されています。

以下に、ストレート屋根のメリットとデメリットを詳しく説明します。

 

ストレート屋根のメリット

◆価格が安い

スレート屋根は価格が安いことがメリットのひとつです。

施工に使用する部材がスレート本体以外にほとんどないため、安い価格で施工できることが大きな特徴です。

 

◆耐震性が高い

スレート屋根は、厚さ約5ミリメートルの軽い屋根材です。

粘土瓦と比べると半分程度の重さしかなく、1平方メートルあたり21キログラムと非常に軽いことが特徴といえます。

スレート屋根は、建物にかかる負担が少なく、地震の揺れに強いことがメリットです。

 

◆施工しやすい

スレート屋根は日本の戸建ての屋根材としてもっとも普及しているため、依頼できる施工業者が多いことがメリットです。

 

ストレート屋根のデメリット

◆塗装メンテナンスが必要

スレート屋根の素材自体には雨水を防ぐ「防水性」がないため、生産時に塗装をすることで防水性を高めます。

塗料は紫外線や雨、風などにさらされることで、いずれは剥げてしまいます。

塗装が剥げたままにしておくと防水性が失われて雨漏りの原因となるため、定期的に塗装メンテナンスが必要となるでしょう。

 

◆ひび割れしやすい

スレート屋根は、他の屋根材に比べてひび割れしやすいことがデメリットです。

塗装が剥げて防水性が失われることによって、急激な雨水の吸水と乾燥を繰り返すことでひび割れが起きてしまいます。

 

◆雨漏りしやすい

スレート屋根が雨漏りしやすい原因はいくつかあります。

塗装が剥げて雨水がしみ込む、ひび割れ部分から雨水が侵入する、反りや浮き部分から雨水が侵入するなどがあります。

 

❸金属屋根

ガルバニウム鋼板屋根の画像

耐久性があり、ガルバリウム鋼板は高価ですが耐久年数が長いです。

 

金属屋根は、その耐久性、軽量性、美観、エネルギー効率の観点から優れた屋根材であり、あらゆる屋根材の中でシェア率No.1というのも納得です。

以下に、金属屋根のメリットとデメリットを詳しく説明します。

 

金属屋根のメリット

◆軽量性

金属製の屋根は軽量で、瓦に比べると重さは10分の1程度になることもあります。

比較的軽量のスレートやアスファルトシングルなどの屋根材と比べても、金属屋根の重さは2分の1~4分の1程度です。

 

◆耐久性

金属屋根は耐久性が高く、軽量で地震にも強いです。

寿命が20年以上にもなる屋根材もあります。

※ディーズルーフィングは屋根材に30年保証がついています。

ディーズルーフィング・ローマン画像

◆美観

カラーバリエーションも豊富で、葺き方にも多くの種類あって、和風や洋風などのさまざまなスタイルにマッチした金属屋根を選ぶことができます。

ディーズルーフィング・ディプロマットスター画像

金属屋根のデメリット

◆錆びの発生

錆びは屋根の表面に現れる場合もありますが、裏側にも発生する場合があります。

湿気が多い場所だけではなく、寒暖の差が激しい場合も結露が発生し、金属屋根の錆びの発生を助長します。

そのまま放置すると穴が開いて雨漏りの原因となります。

 

◆雨音が大きい

金属屋根はとても薄く、そのお陰で重量が軽い反面、分厚く頑丈な瓦屋根などに比べて雨音などが気になると言われています。

※雨音がうるさいという金属屋根のデメリットを、表面に石粒を高温溶着させて音を軽減する「ディーズルーフィング」も販売されています。

◆熱伝導率が高い

金属屋根の熱伝導率が高いため、屋根裏が高温になりやすいことです。

※表面に石粒を高温溶着させている「ディーズルーフィング」は石粒により太陽熱の屋内の侵入を軽減させています。

各種屋根材の夏場における室内温度の変化グラフ画像

ディーズルーフィング・自然石粒拡大画像

❷葺き替えのメリット

屋根材を自由に選べます。

下地からすべて新しくするため、少しでも腐食が進んでいる場合には、他のどのリフォーム方法よりも屋根を健康に保つことができます。

葺き替えであれば、屋根材の種類や色を変えて、デザインを一新することも可能です。

屋根葺き替え(ディーズルーフィング・ローマン・モスブラウン)画像

 

❹葺き替えのデメリット

施工費が高額になることです。

古い屋根を解体する際の大きな音やホコリ、ゴミといった問題もあります。

 

また、屋根材の選択次第では耐震性の向上にも期待できます。

ただし、葺き替えがすなわち耐震補強になるという考えは正解とは言えません。

 

葺き替えによって屋根が軽くなれば、建物にかかる負担が減りますので、結果的に耐震性を高めるのは事実です。

しかし、葺き替えをしても、屋根の重量が変わらなければ耐震性を高めることになりません。

 

家屋の屋根のリフォーム計画をお考えの方には、下記の関連記事を参考にしてください!

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■屋根外壁修理(リフォーム)の基礎知識と3つの工法とは?

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