屋根の換気棟(かんきむね)ってなに?その役割とは?

換気棟(かんきむね)ってなに?その役割とは?

家にとって湿気や熱気は大敵ですから、換気は十分に行いたいところです。
そこで十分な換気を行うため、屋根に「換気棟(かんきむね)」をつけるお宅が増えつつあります。

換気棟をつけているお宅はまだまだ少ないのですが、これから増える傾向にあります。
屋根に換気棟を取付けることでさまざまなメリットがあります。
ここでは、この換気棟についてご紹介していきます。

目次

  1. 換気棟ってなに?
  2. 換気棟の取付けを行うメリット
    1. 湿気を逃がす
    2. 熱気を逃がす
  3. 換気棟から雨漏りしないの?
  4. 換気棟は妻換気や軒天換気口とセットがおすすめ
    1. 妻換気
    2. 軒天換気口
    3. 換気棟はセットでその効果が発揮される
  5. まとめ

❶換気棟ってなに?

換気棟とは、屋根裏にこもりがちな「湿気や熱気」外に逃すために、屋根の頂部である棟部分に取り付けられている部材です。
室内の換気がうまく行われていないと、夏は室内の温度が上昇しやすくなりますし、冬は結露が出来やすくなってしまいます。

換気棟を設置することで、屋根裏などにたまった湿気や熱気を外に出して、家が傷むのを防ぐことができます。
普段生活をしていて、自宅の屋根を見ることは少ないと思いますが、もし見る機会があるのなら、屋根の棟にある「換気棟」を見てみてください。

棟にそって小さな穴や隙間が空いている部材がついているものがあったら、それが換気棟です。
素材は、ガルバリウム鋼板製の換気棟が使われていることが多く、屋根の種類に合わせて施工すると、一体感が出て綺麗に仕上がります。

換気棟だけ取付けるケースはほとんどなく、大抵の場合は新築時か屋根リフォーム工事や修理の時に換気棟をつけています。
1棟あたり1〜3個の換気棟をつける場合が最も多いです。

❷換気棟の取付けを行うメリット

ディーズルーフィング・換気システムイラスト画像

換気棟を取付けるメリットは、前述したように屋根裏にたまった「湿気や熱気」を外に逃すことができるという点です。

❷-1湿気を逃がす

近年、天井断熱工法が広まってきているので、住宅の「断熱性や機密性」はとても高くなっています。
断熱性や機密性の高い住宅は、特に冬の寒い時期などは大変ありがたいのですが、湿気や熱気が屋根裏など、家の上部に溜まってしまうと、家にダメージを与えてしまいます。

冬の場合は結露が発生しやすくなるので、家自体にダメージを与えるだけでなく、シロアリやカビ・ダニの発生も引き起こしやすくなってしまいます。
換気棟を設置することで、湿気の逃げ道が生まれ、結露によるダメージを減らすことができます。

❷-2熱気を逃がす

夏の場合は、屋根が太陽の熱で高温となるために、屋根裏の温度が高くなってしまいます。
そうなると室内全部の温度が高くなりやすくなり、エアコンを使っても、あまり効果がなくなってしまうのです。

光熱費を削減するためにも屋根裏の換気を十分行うことが重要なことです。
換気棟を取付けることで熱気が外に流れ出るため、屋根裏の温度が下がり、省エネにもつながります。

❸換気棟から雨漏りしないの?

日本では、屋根裏の換気を十分に行うべきにも関わらず、換気棟はあまり利用されていません。
よく採用されている換気方法は、「軒下換気」「妻換気」であり、換気棟を使っていらっしゃるご家庭は、それほど多くはありません。

その理由は、屋根の頂部に穴が空いたパーツをつけることで、雨漏りの心配をする方が出てくるからです。
建築事務所やハウスメーカーなどは、雨漏りのリスクを減らすために、換気棟をつけないところもあります。

確かに、換気棟をつけると、屋根の野地板(下地)に穴を空けるので、雨水の侵入が気になってしまいます。
しかし、雨仕舞をきちんと行い、適切に取付けを行えば、雨漏りすることは全くありませんので、ご安心ください。

 

❹換気棟は妻換気や軒天換気口とセットがおすすめ

家の換気には色々な方法があります。
日本の家屋で一般的なのは、「妻換気と軒天換気口」でしょう。

❹-1妻換気

妻換気は、切り妻の妻側にある換気口です。
三角屋根がついている家であれば、ちょうど三角形の角の下側あたりにある換気口になります。
ガラリと呼ばれる金物をとりつけていることが多く、軒天換気口と併用されているのが一般的です。

❹-2軒天換気口

軒天換気口は、軒下換気口とも呼ばれており、妻側ではない雨樋が走っている外壁側の屋根の裏にある換気口です。
住宅を見上げた際に、屋根の裏に無数の穴が空いているのを見たことがあるかもしれませんが、それが軒天換気口です。

❹-3換気棟はセットでその効果が発揮される

もし、妻換気や軒天換気口の取付けが無い場合は、換気棟と一緒に設置した方が良いでしょう。
換気棟単体で取付けるよりも、セットの方が風の通り道が出き、その効果が上がるためです。
家の換気を十分に行いたいのであれば、新築時や屋根のリフォームの時にセットでの取付けををおすすめします。

❺まとめ

家を湿気や熱気から守るためには十分な換気が必要なことがお分かりいただけましたでしょうか?
その湿気や熱気の逃げ道を確保するために効果的な部材が「換気棟」です。
換気棟の取付けで、冬場は湿気を逃がして結露対策になり、夏場は熱気を逃がして暑さ対策となります。
また、換気棟は「妻換気」「軒天換気口」とセットでその効果をより発揮します。
換気棟の取付けを行う場合、とくに「軒天換気口」が無い場合は一緒の取付けをおすすめ致します。

「換気棟」についてお話ししてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料でさせていただいているので、お気軽に以下のご相談フォーム(メール)にお問合せ下さい!

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