地震・台風に強い屋根　本当に選ぶべき屋根材とは？

地震・台風に強い屋根　本当に選ぶべき屋根材とは？

地震・台風に強い屋根材として最も信頼されているのは、軽量で高耐久な「ガルバリウム（ジンカリウム）鋼板」や「防災瓦」「スレート」「アスファルトシングル」などです。
素材だけでなく、施工方法や屋根形状も耐災性に大きく影響します。
以下に、地震・台風に強い屋根材の特徴と選び方のポイントをまとめます。

❶地震・台風に強い屋根材の種類と特徴

地震・台風に強い屋根材の代表例
①ガルバリウム（ジンカリウム）鋼板
• 非常に軽量で、地震時の揺れに強い
• 耐食性・耐久性が高く、メンテナンス頻度が少ない
• 台風時も飛散しにくい構造
• デザイン性も高く、モダンな外観に適している

■ディーズルーフィング・ディプロマットスター/Ⅱ

■ディーズルーフィング・エコグラーニ

■ディーズルーフィング・ローマン

 ②防災瓦（例：スーパートライ110）
• 一般的な瓦よりも軽量化されている
• 専用の固定金具で強風対策が施されている
• 高耐久で長寿命（50年以上の耐用年数も）
• 地震時は補強施工が重要

③スレート屋根（例：ROOGA）
• 軽量で施工しやすい
• 割れにくい高耐久タイプを選べば地震にも強い
• 防水性が高く、台風時の雨風にも対応可能
• 定期的な塗装メンテナンスが必要

④アスファルトシングル
• 柔軟性があり、風に煽られにくい
• 軽量で地震時の負担が少ない
• 施工が簡単でコストも比較的安価
• 紫外線や経年劣化に注意が必要

さらに、屋根材の選定だけでなく、屋根の形状（寄棟屋根が理想）や、施工方法（ガイドライン準拠）も耐災性に大きく影響します。

❷ 台風・地震に強い屋根材を選ぶポイント
• 耐風性能：強風で屋根材が飛ばされないよう、しっかり固定できる素材と工法が重要。
• 防水性能：台風時の横殴りの雨に耐えられる密閉性と塗膜の耐久性が必要。
• 重量と柔軟性のバランス：重すぎると地震時に建物へ負荷がかかる。軽量で強度のある素材が理想。
• 施工方法：素材の性能だけでなく、施工の質が耐災性を左右する。ガイドラインに沿った施工が必須。

❸屋根形状にも注意
• 台風に強い形状：寄棟屋根（風を分散しやすい）
• 台風に弱い形状：片流れ屋根・切妻屋根（風圧を受けやすい）

耐久性・災害対策・施工品質を重視される方には、ガルバリウム（ジンカリウム）鋼板＋寄棟屋根＋ガイドライン準拠施工の組み合わせが非常に理想的です。
さらに、火災保険の活用や定期点検も忘れずにしましょう。

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