耐久性塗料は本当に得か？１０年後のコスト比較

耐久性塗料は本当に得か？１０年後のコスト比較

外壁などのメンテナンスで、色は色々と考えますが、塗料の種類については余り考えないのではないでしょうか？

耐久性塗料は初期費用が高くなりがちですが、10年後のトータルコストで見ると、むしろ「得」になるケースが多いです。
以下に代表的な塗料の耐用年数とコスト比較を分かり易く解説いたします。

❶ 耐久性塗料の10年後コスト比較（100㎡の外壁を想定）

• ウレタン塗料
• 耐用年数：7〜10年
• ㎡単価：1,700〜2,500円
• 10年で塗り替え1〜2回 → 総塗料代：約17万〜50万円

• シリコン塗料
• 耐用年数：10〜13年
• ㎡単価：2,300〜3,500円
• 10年で塗り替え1回 → 総塗料代：約23万〜35万円

• ラジカル制御型塗料
• 耐用年数：12〜16年
• ㎡単価：2,200〜4,000円
• 10年で塗り替え不要 → 総塗料代：約22万〜40万円

• フッ素塗料
• 耐用年数：15〜20年
• ㎡単価：3,500〜4,800円
• 10年で塗り替え不要 → 総塗料代：約35万〜48万円

• 無機塗料
• 耐用年数：15〜25年
• ㎡単価：3,500〜5,500円
• 10年で塗り替え不要 → 総塗料代：約35万〜55万円

❷コストパフォーマンスの考え方
• 安価な塗料（ウレタンなど）は塗り替え頻度が高く、足場代・人件費も繰り返し発生
• 耐久性塗料（フッ素・無機など）は初期費用が高いが、再塗装不要で長期的に安定
• 美観維持・防汚性・防水性も高く、建物の劣化防止にも貢献

補足
耐久性塗料を選ぶ際は、塗料のグレード（主成分の含有率）や施工業者の技術力も重要です。
たとえば、同じ「シリコン塗料」でも、含有率が低いと耐久性が大きく変わりますので注意してください。

外壁塗装は、色も大切ですが選ぶ塗料の種類もメンテナンス頻度に大きく影響しますので最も考慮すべき要因です。

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