町田市・横浜市/屋根、外壁塗装に必要なケレンの重要性について！

屋根・外壁塗装

家の塗装における「ケレン」の重要性！

家の塗装を考えるとき「ケレン」という言葉を耳にすることがあります。ケレンとは、塗装作業において、非常に重要な工程で、塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響します。ここでは、ケレンの意味とその重要性について、分かり易く説明します。

ケレンとは？

ケレンとは、塗装する部分の表面を、準備するための作業です。具体的には、鉄部や木部などに付いた劣化した塗膜や錆・汚れを取り除きます。これにより、新しい塗装がしっかりと密着し、耐久性が向上します。

ケレンのメリット

錆を寄せ付けにくくする

トタン屋根などの鉄部がサビていると、そのまま塗装しても、錆が進行してしまいます。ケレン作業で、錆を綺麗に取り除くと、錆の進行を防ぎ、新しい塗装が長持ちします。例えば、ディスクサンダーなどの研磨工具で錆を削り取ることで、鉄部の耐久性が向上します。

塗膜の密着力を高める

外壁や屋根には、汚れが付着しやすく、ケレン作業でこうした汚れをしっかり取り除くことで、塗料が旧塗料としっかり密着することで塗装の剥がれを防ぎ塗装の耐久性も向上します。

木部の毛羽立ちを除去する

木部（ウッドデッキや縁側など）では、木の表面が繊維状に浮き上がる「羽毛立ち」が起ることがあります。毛羽立ちがある状態で塗装すると、塗膜がはがれやすくなります。ケレンで毛羽立ちを除去することで、塗膜の密着性が高まります。

ケレンの４段階作業内容

ケレン１種

鉄部が非常に腐食している場合に行う作業で「プラスト工法」と呼ばれ高圧で研磨材を吹き付けて、錆を除去します。

一般住宅では、適用が難しく、腐食がひどい場合は、部材交換が必要になることがあります。

ケレン２種

強力な電動工具を使って、錆や旧塗膜を取り除く作業です。発錆面積が３割を超えた場合に対応します。費用は若干高めですが、しっかりとした下地処理が可能です。

ケレン３種

軽度な錆や汚れを除去する作業で、ワイヤーブラシややすりを使います。発錆５％程度までの軽度の状態に対応し、一般的な外壁塗装で多く使用されています。

ケレン４種

ほとんど劣化の無い状態で、軽度な汚れを取り除く稼業です。主にワイヤーブラシやほうきを使用し、短時間で済むのが特徴です。

ケレン作業の重要性

ケレン作業は、塗膜がしっかりと塗装面に密着するために欠かせられない工程です。これを怠ると、塗装がはがれやすくなり、結果的に塗装の耐久性が大きく低下します。見積りや契約時に「ケレン」が含まれているか確認し、しっかりとした下地処理が行われるか確認しましょう。

ケレン作業を正しく行うことで、塗料本来の耐用年数を最大限に引き出し、長期間美観を保つことができます。

住宅の塗装をお考えの際は、ケレン作業の重要性を理解し、適切な施工を行うことが大切です。

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