外壁のクラックとは?放置の危険性は?

外壁のクラックとは?放置の危険性は?

外壁劣化クラックとコケ画像

外を歩いていると、住宅の壁に「ひび割れ」があるお家を見かけます。
この「ひび割れ」は、「外壁クラック」といいます。

外壁クラックとは、建物の外壁に発生するひび割れのことです。
これは、経年劣化や乾燥、地震の揺れなどが原因で発生し、放置すると雨水の侵入や構造の弱体化につながる可能性があり危険です。

 

❶クラックの種類

外壁にできたクラックの種類画像

 

クラックにはいくつかの種類があります。

●ヘアークラック幅0.3mm以下の細いひび割れで、塗膜の劣化によって発生します。

ヘアークラックとは、髪の毛のように細いひび割れのことを指し、主にコンクリートやモルタルの外壁・塗装面に発生します。
幅が0.3mm以下、深さが4mm以下の非常に小さな亀裂で、経年劣化や乾燥、地震などの揺れが原因で起こることが多いです。

このひび割れ自体はすぐに建物の構造に影響を与えるものではありませんが、放置すると雨水が侵入し、内部の腐食やカビの原因になることもあるため、早めの点検や補修が推奨されます。
ちなみに、縦方向のヘアークラックは比較的リスクが低いですが、横方向のものは雨水が入りやすいため注意が必要です。


●構造クラック幅0.3mm以上、深さ5mm以上のひび割れで、建物の構造に影響を及ぼす可能性があります。

構造クラックとは、建物の構造体(コンクリートや鉄筋など)に発生する重大なひび割れのことを指します。
一般的に幅0.3mm以上、深さ5mm以上の亀裂が該当し、建物の安全性や耐久性に直接影響を与える可能性があります。

【主な原因】

  • 地震や地盤沈下などの外的な力
  • 施工不良(鉄筋の配置ミスやコンクリートの品質不良)
  • 経年劣化による材料の劣化
  • 乾燥収縮や温度変化による内部応力

【危険な兆候】

  • 斜めやバッテン状のひび割れは特に危険度が高く、構造バランスの崩れや倒壊リスクを示すことがあります。
  • 雨漏りや鉄筋の腐食を引き起こす可能性もあり、放置は厳禁です。


●乾燥クラックモルタルやコンクリートの乾燥収縮によって発生するひび割れ。

乾燥クラックとは、コンクリートやモルタルが乾燥する過程で発生する、表面的なひび割れのことです。
特に施工後の初期段階で、材料中の水分が急激に蒸発すると、体積が縮んで表面に細かい亀裂が生じます。

【特徴】

  • 幅0.2mm以下の微細なひび割れ
  • 表面に蜘蛛の巣状や網目状に広がる
  • 主に外壁や床面などに発生
  • 一見すると浅くて目立たないが、放置はNG

【主な原因】

  • 高温・乾燥・強風などの環境条件
  • 水分量が多すぎる材料配合
  • 養生不足(施工後の湿潤管理が不十分)

【放置すると…】

  • 雨水が侵入し、内部の鉄筋が腐食
  • カビや劣化の原因になる
  • 美観の低下や耐久性の低下につながる


●縁切れクラック塗装作業の途中で塗り継ぎができた場合に発生するひび割れ。

クラックの種類によって補修方法が異なり、軽度なものは塗装で対応できますが、深刻なものはシーリング材の注入や専門業者による修繕が必要になります。

縁切れクラックとは、異なる施工タイミングや接合部分にできるひび割れのことです。
特にコンクリートやモルタルの施工時に、1回目と2回目の打設の間に時間が空いてしまうと、継ぎ目に十分な一体性が得られず、そこに地震や振動などの力が加わることでクラックが発生します。

【特徴】

  • 外壁の角や窓枠の周囲、接合部に多く見られる
  • 直線的またはジグザグ状のひび割れ
  • 初期は細かくても、放置すると拡大する可能性あり

【主な原因】

  • 別日の施工による継ぎ目の不連続
  • 施工不良(接合部の処理不足)
  • 地震や振動による応力集中
  • 経年劣化による接合部の弱体化

【放置すると…】

  • 雨水の侵入による内部腐食
  • 断熱性の低下
  • 害虫の侵入経路になることも
  • 美観の悪化や資産価値の低下

❷外壁クラックを放置すると?

雨漏れによる室内壁にできたクロスの剥がれやカビ画像

雨漏れを放置した場合の家屋の構造物の弱体化の画像

外壁のクラック(ひび割れ)を放置すると、雨漏りや構造の劣化につながる可能性があります。
特に、ひび割れが深い場合や、時間とともに広がっている場合は注意が必要です。以下のようなリスクが考えられます:

■雨水の侵入ひび割れから水が入り込み、壁の内部が腐食することがあります。
■シロアリ被害湿気がこもることで、シロアリが発生しやすくなります。
■カビの発生壁の内部に水分が溜まると、カビが発生し、健康被害につながることも。
■構造の弱体化地盤沈下や建物の構造に問題がある場合、ひび割れが進行し、耐久性が低下することがあります。

小さなひび割れ(ヘアークラック)であれば、すぐに補修する必要はない場合もありますが、幅0.3mm以上のひび割れ雨水が侵入しそうなひび割れは早急の修理が推奨されます。

補修方法としては、シーリング材の注入弾性塗料の再塗装が一般的ですが、構造的な問題がある場合は専門業者に相談するのがベストです。

 

当社では、お客様の外壁/屋根塗装工事への不安を解消すべくLINEからのご相談を受け付けております。
外壁屋根のトラブルをどこに相談して良いか分からないとき、無料相談をお気軽にご利用ください。

◆町田市・横浜市・川崎市の屋根・外壁リフォームなら塗り替え・屋根葺き替え:グラスビトウィーン (grassbetween.com)

 

豊富な施工経験と深い専門知識を活かして、お客様の屋根の状態を正確に検査し適切な工法をご提案いたします。

グラスビトウィーン・コマーシャル・お客様の声画像

グラスビトウィーン・コマーシャル画像

詳しくは弊社ホームページをご覧ください

 

グラスビトウィーンは、地域密着型の「屋根・外壁」の専門業者です。
創業51年の実績と経験で、皆様の大切なお家の『リフォーム』を全力でバックアップ致します。

屋根や外壁のご相談はお気軽にご相談ください!

グラスビトイーンコマーシャル画像

グラスビトウィーンは、自然石粒付きジンカリウム鋼板
『ディーズルーフィング』の国内認定PRO販売店・施工店です!

完全自社施工コマーシャル看板画像

グラスビトウィーンは、全ての工事が「自社施工」です!
ご安心してお任せください!

グラスビトウィーンは、ドローンを使った屋根の無料診断を実施中!
お気軽にごお問い合わせください!

[お問い合わせ・LINEのボタン]

«  ||  »

無料屋根診断

ブログの最新記事

カテゴリ

月間アーカイブ

pickup

全て自社職人です!適正価格と適正品質を実現

  •        
error: Content is protected !!