屋根カバー工法と費用相場とは?

屋根カバー工法と費用相場とは?

◆屋根カバー工法

屋根カバー工法は、今ある屋根材の上から新しい屋根材を重ねて貼る工法です。

既存の屋根材の解体費用と廃材処分費が大賀場に削減できるため、環境に優しく、費用も抑えられるため現在最も主流となっている工法です。

そんな「屋根カバー工法」の施工を行った場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

今回は、項目ごとに屋根カバー工法の費用などについて分かり易く解説します。

 

【目次】

屋根カバー工法では何に費用がかかるのか?

 ❶-1既存の棟板金、雪止め金具の解体費

 ❶-2木下地張り

 ❶-3防水シート張り

 ❶-4新規屋根材張り

 ❶-5各種役物の取付け

 ❶-6仮設足場の設置・各種諸経費

屋根カバー工法の費用の計算方法

屋根カバー工法を行うメリット・デメリットは?

 ❸-1屋根カバー工法のメリット

 ❸-2屋根カバー工法のデメリット 

屋根カバー工事の費用を抑える方法

まとめ

 

❶屋根カバー工法では何に費用がかかるのか?

◆屋根カバー工法

❶-1既存の棟板金、雪止め金具の解体費

 

屋根カバー工法では、既存の屋根材の解体はしませんが、屋根をフラットにするため、役物である棟の板金」や「雪止め金具は解体して処分します。

この役物の解体費用と処分費がまずかかってきます。

役物解体処分費用:「¥10000~30000円/式」

 

❶-2野地板増張り

屋根カバー工法・野地板増し張り作業画像

■野地板増し張り

 

既存の屋根材の上から野地板(構造用合板)を張っていきます。

野地板(構造用合板)は「9mm、12mm」の板厚のものを使用していきます。

ですが、新しく野地板を張ると重量がでますし、費用もかかるため、下地の状態をみて張らない選択もできます。

既に長年の雨漏れ等がある場合は、野地板が雨により腐敗しているような場合は、必ず「カバー工法」ではなく「葺き替え」をして野地板を増し張りしたほうが良いでしょう。

野地板新設費用:「¥2000~3000円/㎡」

 

❶-3防水シート張り

 

◆ニューライナールーフィング施工

新規の野地板もしくは、既存の屋根材の上に、防水シートを張っていきます。

この防水シートはルーフィングシートと呼ばれ、種類がたくさんあり「耐久性や透湿性、遮熱性」などのグレードによって単価も異なってきます。

防水シート張り費用:「¥600~1200円/㎡」

 

❶-4新規屋根材張り

 

◆屋根カバー工法(ディーズルーフィング・ディプロマットスター)

防水シートの上に新しい屋根材を葺いていきます。

この屋根材も何種類かあり、「ガルバリウム鋼板」、「アスファルトシングル」、「ジンカリウム自然石粒付鋼板」などがあります。

屋根カバー工法の費用は、この使用する屋根材の種類で大きく変わってきます。

新規屋根材張り費用「¥4000~9000円/㎡」

 

❶-5各種役物の取付け

新規屋根材を張る工程の前後で、新しい役物の取付けを行います。

役物は軒先や端部のケラバ、谷部分、天窓など屋根の見切り部分に板金を取付けます。

また、仕上げに棟板金、雨押え板金など屋根材にはさまざまな板金材が必要です。

これは、屋根の形状によって使用する部材や長さが異なり複雑な形状なほど費用も変わってきます。

 

軒先・ケラバ・谷役物新設:「¥1500~3000円/m」

棟板金・雨押え板金新設「¥2500~4000円/m」

換気棟新設:「¥25000~30000円/箇所」

天窓板金新設:「¥20000~35000円/箇所」

 

❶-6仮設足場の設置・各種諸経費

 

屋根カバー工法では、そのほか「仮設足場の設置」や「各種諸経費」もかかります。

 

安全上、仮設足場は基本的に設置が必要です。

仮設足場設置:「12万円~」

足場が無いと転落事故の危険イラスト画像

◆足場が無いと転落事故の危険

各種諸経費は、現場管理費、交通費、駐車代など様々な経費のことです。

各種諸経費:「3~5万円」

 

❷屋根カバー工法の費用の計算方法

 

屋根カバー工法では、「1㎡/〇円」が基本なので、単価と屋根面積によって異なります。

屋根カバー工法の工程でかかる費用をまとめると「¥8000~13000円/㎡」(ベニヤ含む)にだいたいなります。

100㎡屋根のお宅で、一番安い屋根材(トタン)を使用した場合

【例】

屋根単価「¥8000円」×屋根大きさ「100㎡」=80万円

合計「80万円」+足場代「10万円」=90万円

 

だいたいの費用として、100㎡のお宅で屋根カバー工法を行うと「90万円(税別)」となってくるイメージです。

これに屋根材の種類「屋根の形状」「屋根勾配」「足場の面積」によって費用も大きく変わってきます。

 

❸屋根カバー工法を行うメリット・デメリットは?

 

屋根カバー工法のメリット

 

❸-1費用が抑えられる

屋根カバー工法は、既存屋根を「解体する手間」「廃材処分費」が発生しないため、コストカットができ、地球環境に優しいというメリットがあります。

とくに、20年前の屋根材には「アスベスト材」が入っているため、「処分費用」がとても高額です。

屋根葺き替え工事と比べると数十万円の差が出てきます。

 

❸-2屋根の機能が高まる

 

また既存屋根と新しい屋根材で2重の屋根となるため、雨漏りリスク」が低くなり、「断熱効果」と「遮音効果」も高まります。

そのほか、屋根塗装と比べると、耐久性が良い商品を選ぶと「20~30年」メンテナンス不要となり、長期的な目線でコストカットにつながります。
(耐久性は新しく使用する屋根材によって大きく異なります)

 

屋根カバー工法のデメリット

 

❸-3屋根の重量が増える

 

屋根葺き替えと比べてベニヤを張る場合は、「屋根が少し重たくなる」という点です。

しかし、耐震基準の観点から言うと、カバー工法を行っただけでは、まったく影響がなく問題のない範囲なのでご安心ください。

❸-4下地の補修が行えない

 

野地板などの下地が腐食していた場合、そのまま屋根のフタを閉じてしまう形となり「下地の補修が行えない」点があります。

築年数が古い場合や雨漏りしていた場合には、注意が必要です。

腐食していた場合は、「葺き替え」を行うか、垂木に直接屋根材を固定して「カバー工事」を行って対処する必要があります。

 

❹屋根カバー工事の費用を抑える方法

屋根カバー工法を行う際に、火災保険が適用できればその費用を抑えて工事が行えます。

適用の条件は、自然災害による影響で屋根に被害が起き、その修理に屋根カバー工法を行う必要がある場合に限り「火災保険が適用」されます。

 

ただ、その災害から2~3年以内の申し込みに限られます。(保険会社により異なります)

適用された場合、保険費用は「工事代金の一部もしくは全額」が支払われます。
(被害箇所の範囲によって費用が異なります)

費用の範囲は、保険会社の審査員が調査にきて判断されます。

実は屋根の修理に火災保険が適用されることが多く見られます。

対象の範囲であれば、屋根カバー工法の費用を少しでも抑えることができますので、一度保険会社に屋根の修繕が適用されるかどうかご確認してみましょう。

この場合、火災保険の申請は、本人が申請することが求められます。

 

❺まとめ

 

屋根カバー工法は、今ある屋根材の解体費や処分費が発生しないため、葺き替え工事と比べると割安に施工が行えます。

実際の費用単価は「¥8000~13000円/㎡」(材工共)となり、その幅は屋根材の種類」や「屋根の形状」、「屋根勾配」、「足場の面積によって大きく異なります。

正確な費用を出すためには、現地調査を行う必要があります。

また、屋根カバー工法でもメリット・デメリットがありますので、しっかりと把握して施工を行うかご検討ください。

 

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