屋根修理のタイミング！

屋根修理のタイミング

屋根に劣化が見受けられた時の屋根修理のタイミング

１：季節

２：症状の緊急性

３：塗り替え時期

４：屋根材のメンテナンス時期

　　季節

屋根の修理は、工事期間が長く近隣住民にも迷惑がかかるため、気候が安定していて雨が少ない時期に行いたいものです。

屋根修理に適した季節は繁忙期、

・４～５月

・１０～１１月初旬

・（１１～１月）

屋根修理に適した季節は、冬が終わり気温も安定してくる春から梅雨前（4〜5月）と、台風シーズンが終わり晴れの日が多い秋頃（10〜11月初旬）が適しています。。

積雪地方以外では「11月中旬以降〜1月」にかけても屋根修理が可能です。しかし、気温によっては、平地でも朝方は屋根に霜が残ることもあるため、工事の際は注意が必要になります。

屋根修理におすすめできない季節

・６～７月

・8～9月

地域を問わず屋根修理におすすめできない季節は、梅雨時期や台風シーズンです。これらの季節は、天気の悪い日が多いため、工事が雨天中止になることが多く、結果として工事期間が長くなりがちです。

 

このような理由から、梅雨時期や台風シーズンを避けて屋根修理をする人が多いため、これらの時期は屋根職人の仕事が減る傾向があります。

しかし、これらの季節は工事価格が通常より安くなる見込みがあったり、普段は忙しい人気の職人を指名できたりするので、工事期間にこだわりを持たない人にとってはメリットのある季節とも言えます。

屋根の劣化で発生する症状

既存屋根の劣化で発生する症状によっても、屋根修理のタイミングは異なります。ここでは、屋根の劣化状態や症状によって、すぐに屋根を修理すべき状態かどうかを判断します。

屋根修理における緊急性

屋根修理において緊急性の高い屋根の劣化症状とは 　・雨漏れ

・屋根材の破損

・複数のひび割れ

・穴あき

・めくれ等

雨漏りについては修理を先延ばしにすればするほど、デメリットは大きくなり傷みは深刻になります。

・屋根材の脱落

・屋根下地／野地板・ルーフィングシートの劣化

・修繕に掛かるこすとの増加

安心して住み続けるためにも、これらの症状を確認したらすぐに業者に連絡をして、屋根を修理しましょう。

屋根修理における緊急性が低い

一方、屋根修理において緊急性の低い屋根の劣化症状

・たわみ

・歪み

・浮き

・ズレ

これらの症状は屋根の一部分で発生している場合が多いため、まずは専門業者に屋根全体を点検してもらいましょう。その点検結果により、業者と相談しながら屋根修理時期を検討しましょう。

塗り替え時期

以前、メンテナンスで「屋根塗装」をした場合は、使用した塗料の耐用年数によっても屋根修理のタイミングが異なってきます。屋根の塗り替え時期と外壁塗装のタイミングを合わせれば、足場工事のコストが削減できるといったメリットもあります。

なお、代表的な塗料における塗り替え時期の耐用年数目安は、以下のとおりです。

アクリル塗料　；　５～７年

ウレタン塗料　；　７～１０年

シリコン塗料　；１０～１３年

光触媒塗料　;　１０～１５年

断熱／遮熱塗料　;　１５～２０年

フッ素塗料　；　15～20年

向き塗料　;　２０～２５年

屋根の塗り替え時期が近い場合には、屋根修理と同時に塗り替えを検討しましょう。また屋根修理だけでなく外壁塗装の際にも足場を組む必要があるため、外壁塗装と同時に屋根修理することで経済的なメリットがあります。

屋根材の交換時期

既存の屋根材によっても、メンテナンスのタイミングは異なります。塗り替え時期と葺き替え時期同様に、屋根材の耐用年数を把握することは屋根修理においても大切になります。

代表的な屋根材におけるメンテナンス時期と耐用年数の目安。

ステート　　・・・・・　メンテナンス　7～10年　；　耐用年数　；　２０～２５年

トタン　　　・・・・・　メンテナンス　１９～１５年　；　耐用年数　；　１０～２０年

瓦（日本瓦）　　・・・　メンテナンス　１５～３０年　；　耐用年数　；　５０～１００年

ガルバリウム鋼板・・・　メンテナンス　２０～３０年　；　耐用年数３０～３５年

アスファルトシングル・　メンテナンス　２０～３０年　；　耐用年数20～30年

スレート屋根

スレート屋根は、粘土板岩の薄板を使用している屋根材のことをいいます。屋根材が薄く軽量なため耐震性に優れており、多くの住宅で採用されています。

スレート屋根で見られる主な劣化症状。

・色褪せ

・チョキング現象

・ひび割れ

・かけ

・反り

・膨張

スレート屋根は、軽量で耐震性に優れている反面、その薄さゆえに耐久性が高いとは言えないため、適切な時期にしっかりメンテナンスしないと、雨漏りが発生する危険性があります。

トタン屋根

トタン屋根とは、鉄板に亜鉛をメッキしたトタン板でできた屋根のことをいいます。金属製の屋根では比較的安価なため、古くから多くの建物で採用されてきました。

トタン屋根で見られる主な劣化症状。

・色褪せ

・塗装やトタンの剥離

・錆

・穴あき

トタン屋根は耐久性が高くないため、サビやすいのが弱点。こまめに塗装が必要になるため、時期を見て、ガルバリウム屋根をはじめとした耐用年数の長い屋根材への葺き替えがおすすめです。

瓦屋根（日本瓦）

瓦屋根とは、主に粘土を焼いて成型した瓦でできた屋根のことをいいます。瓦屋根の代表格である日本瓦は、高い耐久性を特徴としていますが、メンテナンスは必要になるので注意が必要です。

瓦屋根（日本瓦）で見られる主な劣化症状。

・ズレ

・ひび割れ

・破損

瓦屋根（日本瓦）は、その重量が弱点。経年にわたる振動や地震などによって、瓦がズレたりひび割れたりしていることがあります。

ガルバリウム屋根材

ガルバリウムは、合金であるガルバリウムでメッキされた鋼板でできた屋根のことをいいます。軽量にもかかわらず、サビに強いだけでなく高い耐久性・防火性を持ち合わせています。

ガルバリウム屋根で見られる主な劣化症状。

 

• 色褪せ
• チョーキング現象
• 赤サビ・白サビ
• 電融による腐食

ガルバリウム屋根は、サビに強いとはいえ年数が経過するとサビが発生します。また、他種類の金属が接触すると腐食するという特徴（電融により腐食）を持つため、適切なメンテナンスが必要となります。

アスファルトシングル

アスファルトシングルは、ガラス繊維の基材にアスファルトを含浸させて、石粒を焼き付けて着色した屋根材のことをいいます。軽量な反面、高い遮音性や防水性も持っているのが特徴です。

アスファルトシングルで見られる主な劣化症状。

・破損

・剥離

・石落ち

・色落ち

屋根材自体が軽量のため台風などの強風に弱く、剥離した箇所から雨水が浸入して雨漏りの原因になることもある為、定期的な屋根点検は必須項目になります。

 

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