外装仮設工事・足場の設置について説明します

仮設工事

仮設工事とは、工事を行うために必要な設備や簡易的な施設を一定期間設置する工事の事で、塗装工事では主に足場を仮設・解体することを指します。２０１５年の労働基準法改正を受け、安全基準を満たすために、専門の足場業者に足場の設置を依頼することが多くなってます。年末などの繁忙期には、足場業者の手が不足してくるため調整が難しくなります。また足場の種類によって安全性の違いや塗装の作業効率に差が出ることも念頭に置き、足場を組む必要がります。

戸建て住宅の塗装工事で用いられる足場

単管足場

単管と呼ばれる鉄パイプで組む足場。幅を取らず、自由度がある為、隣地との間隔が少ない狭小地や、部分足場など小規模の工事に多く使用される。平行する２本の単管の上を移動するのだが、足元にネタを置けない為作業効率は比較的良くない。

ビケ足場（クサビ足場）

足場の部分に凸金具をハンマーで打ち込んで組み立てる工法。階段や金網上の通路を設置するため安全性が高く、塗装の作業効率も高い。組立が簡単なので、ネット張りも含めて半日ほどで設置出来る利点もある。近年一般的に用いられている。

養生シート（メッシュシート）

高圧洗浄などの飛散防止目的ばかりでなく、安全面に於いても作業員の転落や資材の落下を防止する重要な役目があります。台風のような強風時にはあしばに巻き付け風道を確保する必要がある。

屋根足場

屋根塗装など、屋根で作業をする場合、勾配が６/１０以上の場合や滑りやすい材料の屋根で足場が必要になる。また屋根足場が不要な場合でも、安全帯をかける親網を設置し、安全に工事が出来るように対策をとります。

仮設トイレ

戸建て住宅の塗装工事で仮設トイレを設置することは少ない。職人は工事宅のトイレは使用しないで、近くの公園やコンビニのトイレを使用するのが一般的ですが、近くに使用できるトイレが無い場合には仮設トイレの設置を検討する必要があります。

カーポート屋根の脱着

足場を設置する際にカーポートの屋根を撤去する必要がある場合は、仮設の前と解体の後に脱着の手配が必要になります。足場の専門業者はカーポート屋根の脱着をしない為、誰が脱着するかを決めておく必要がある。新しい屋根を取り付ける場合は材料の手配が必要になってきます。

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