屋根の波うちは危険のサイン！

屋根の波うちは危険のサイン！

この前、車を運転中に車窓から家の屋根をみたら、何か違和感を感じ、よく見てみると、なんと家の屋根が波打っていました！

どうして、このような現象が起こるのでしょうか？
放置しておいても、危険性はないのでしょうか？

今回は、たまたま目にした屋根の「波うち現象」についてお話しします。
みなさんも、街を歩いているとこの様な屋根を見かけたことはあるのではないでしょうか？

❶屋根波打ち現象の原因は？

意外と、自分のお家の屋根の波打ち現象には気が付かない方も多いのではないでしょうか。
先ずは、どうして波打つのかについてお話ししていきます。

瓦屋根もスレート屋根 etcも構造上はほとんど同じ構造になっています。

◆考えられる原因

①雨漏れによる垂木の腐食や湾曲

②雨漏れによる野地板の腐食や湾曲

③シロアリ被害

❷放置した場合の危険性は？

それでは、放置した場合の危険性についてお話しします。

前述の様な、構造物自体（野地板・垂木など）の腐食やシロアリによる被害ではなく、構造体自体の反りや曲がりの場合については緊急性や危険性は余りありませんが、雨漏れ等による腐食やシロアリ被害の場合は、危険性も出てきます。

屋根の「波打ち現象」は、素人では解明できません。
必ず専門業やによる検証が必要になってきます。

◆放置した場合の危険性

①雨漏れが酷くなる

②構造体の腐食が進み、屋根が落ちる可能性もあります。

③修理した場合、多額の修理費用がかかる場合がある。

屋根が波打つ原因はそれぞれ考えられますが、波打つことにより、ルーフィング（防水紙）が引っ張られ亀裂を生じ、豪雨の時にはそこから雨漏れが発生する場合も考えられます。

❷対策は？

①原因が構造体の腐食であれば、構造体自体を修理しなければなりません。

②屋根の葺き替え

特にコロニアルなど平面を持つ屋根材は出来るだけ屋根を正常に戻して葺き上げないと「隙間」が生じたりと後で直せなくなるので注意したいものです。
屋根の波打ちですが、直す事が出来るか出来ないかと言うと直す事は可能です。

しかし完全に直すなら、屋根の構造そのものをさわる必要が出てくる事が多く、かなり手間暇が掛かりコストもそれなりに要します。
お客様がどこまでをご希望されるか、そこまで直すなら予算がどのくらい掛かるのか、また屋根地を直さないと葺き上がりがどの様になるかを業者に詳しく説明してもらい、納得のいく工事を依頼するようにしましょう。

❸まとめ

先ずは、ご自身での定期的な目視確認が必要です。
何か曲がっていたり、波打っているようでしたら、専門業者の早めの点検が必要でしょう。

現在は、屋根に上らず「ドローン」による空撮映像からも簡単に確認できるようになっています。

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