屋根修理・破風板・鼻隠し・ケラバなどの役割とは?

屋根修理・破風板・鼻隠し・ケラバなどの役割とは?

 

お住まいの中で傷みやすい部分と言うとどこになるかご存知でしょうか。

多くの方は屋根を指すのではないでしょうか?

 

しかし、屋根は基本的に日光や雨、霜、暴風に煽られるなどを想定し作られています。

そのため屋根形状にもよりますが、破風板や鼻隠し、ケラバ等の屋根以外の部分の方が劣化の進みが早かったりするのです。

今回は、破風板や鼻隠し、ケラバなどの部位の紹介、補修方法についてお話ししたいと思います。

 

❶屋根側面の重要部分、破風板・鼻隠しについて

最近では片流れ屋根などが人気とされていますが、それでもお住まいの屋根形状の中で最も多いのは切妻屋根ではないでしょうか。

切妻屋根とは屋根面が2面だけで構成されている非常にシンプルな形状の屋根で、特定の角度から見ると二等辺三角形のような形状をしていることから三角屋根と呼ばれることもあります。

 

この二等辺三角屋根の斜辺になっている端の付近をケラバと呼びます。

 

このケラバの下で側面の部分を破風と呼びます。

使用されている建材の素材や形状から破風板と呼ばれることもあります。

 

棟から勾配を下った屋根の端、地面と水平になっている部分を軒や軒先と呼びます。

ほとんどの場合の記載の先端には鼻隠しと呼ばれる板が取り付けられています。

 

破風と鼻隠しどちらも屋根の端にあるので混同されやすいのですが雨樋の有無という大きな違いがあります。

破風には雨樋が設けられていませんが鼻隠しには取り付けられています。

ソース画像を表示

■破風

屋根が飛ばされることを防いでいるのが破風です。

風がお住まいに悪い影響を与えないようにするという重大な役割を担っています。

 

■鼻隠し

軒先の先端には棟から続いている垂木があります。

この垂木を隠すという点から鼻隠しと呼ばれています。

 

■ケラバ

破風がある部分の外壁から外側部分をケラバと言います。

屋根全体に較べると非常に短い部分です。

 

ちなみに破風や鼻隠し、ケラバといった部位が存在しないお住いもあります。

ビルによくみられる陸屋根は勾配がほぼなくその構造から、破風や鼻隠し、ケラバが存在しません。

また、方形屋根も鼻隠しはありますが破風やケラバは存在しません。

❷破風・鼻隠しの役割について

破風も鼻隠しも外壁から張り出した屋根の先端に設けられていることは共通です。

よって役割もおのずと似通るのです。以下は破風・鼻隠しの役割についてご紹介します。

 

■屋根の耐風性の向上

屋根はその種類と形状をとわず吹きおろしてくる風への耐性には強いのですが、吹き上げてくる風に対しては屋根の自重と釘や接着剤等の固定力だけで耐えなくてはならないため、下から吹き上げてくる風にはかなり弱いのです。

 

破風板や鼻隠しの板が屋根の先端に取り付けられているだけで屋根を吹き上げるような風を分散させることが出来ます。

 

■雨水の浸入防止

台風等の強風時には雨が真横から吹き付けるように降ってきます。

破風板・鼻隠しは風を分散させるため風によって流されてくる雨もそれによって分散し屋根と外壁材が結合されている部分に到達しづらくなります。

 

■防火性への考慮(破風板のみの役割)

現在では木材が使用されることは少なくなりましたが、昔は耐風性や雨水への対策を考えて破風板には強度がありある程度厚みがある木材を使用されていました。

 

厚みのある木材の場合は表面は燃えますが黒く焦げて炭化してしまえば燃えていない部分に酸素が供給されにくくなります。

お住まい内部へ火が回るまでの時間を稼ぐことはできるのです。

 

■雨樋のとりつけ(鼻隠しのみの役割)

雨樋を取り付けるところとして鼻隠しは最適です。

雨樋の正確な固定方法は長い釘やビスを使用し鼻隠しを貫通させ垂木に到達させます。

 

鼻隠しと垂木2つの部材に取り付けられることから緩み難くなり固定力も強力になります。

鼻隠しと垂木で木材の繊維方向が違うので縦方向にも横方向の力にも引き抜きの力にも強くなるのです

 

❸破風板と鼻隠しの補修方法

 

①塗膜が剥がれている場合
破風や鼻隠しの塗膜が剥がれているなどの劣化状態が軽度の場合は、塗装のみで補修を行うことが可能です。

 

②塗膜の剥がれが進行しているが木材は健全 塗膜の剥がれがかなり進んでいるが木材は健全の場合は、破風板や鼻隠しを板金で撒いて覆う板金撒きを行います。

ちなみに、鼻隠しを板金撒きにする場合は雨樋を取り外すため新しい雨樋にすることがおすすめです。

 

③塗膜の剥がれ、木材の腐食

塗膜の剥がれが顕著でさらに木材も劣化や腐食が見られる場合、部分交換または全交換を行います。

ちなみに、木材から窯業系に変える場合、部分交換はできないので全交換になります。

 

部分的に交換する場合でも全体的に塗装を行う必要があります。

 

❹まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は破風板や鼻隠しの役割や補修方法についてご紹介いたしました。

破風板・鼻隠し・ケラバといった部位は知っている方も少ないのではないでしょうか。

 

破風や鼻隠し、ケラバと言った部位もお住まいの中で大切な箇所なのです。

定期的に点検やメンテナンスを行うように心がけましょう。

豊富な施工経験と深い専門知識を活かして、お客様の屋根の状態を正確に検査し適切な工法をご提案いたします。

グラスビトウィーン・コマーシャル・お客様の声画像

グラスビトウィーン・コマーシャル画像

詳しくは弊社ホームページをご覧ください

 

グラスビトウィーンは、地域密着型の「屋根・外壁」の専門業者です。
創業49年の実績と経験で、皆様の大切なお家の『リフォーム』を全力でバックアップ致します。

屋根や外壁のご相談はお気軽にご相談ください!

グラスビトイーンコマーシャル画像

 

ディーズルーフィング・コマーシャル看板画像画像

グラスビトウィーンは、自然石粒付きジンカリウム鋼板
『ディーズルーフィング』の国内認定PRO販売店・施工店です!

 

完全自社施工コマーシャル看板画像

グラスビトウィーンは、全ての工事が「自社施工」です!
ご安心してお任せください!

グラスビトウィーンは、ドローンを使った屋根の無料診断を実施中!
お気軽にごお問い合わせください!

[お問い合わせ・LINEのボタン]

«  ||  »

無料屋根診断

ブログの最新記事

カテゴリ

月間アーカイブ

pickup

全て自社職人です!適正価格と適正品質を実現

  •