ジンカリウム鋼板ディーズルーフィング（石付）太陽光設置の可否！

ジンカリウム鋼板ディーズルーフィング（石付）太陽光設置の可否！

ジンカリウム鋼板（石粒付き）屋根にも太陽光パネルの設置は可能です。
特にディーズルーフィング「ディプロマットスター/Ⅱ」は、太陽光パネル設置について推奨する屋根材です。
ただし、いくつかの注意点と工法の選定が重要になります。

❶ 設置は可能だが、工法に注意

• 穴あけ工法は推奨されない
  • 石粒付き表面に穴を開けると、石粒の剥落や防水性能の低下につながる可能性があります。
  • 雨漏りや屋根材の劣化リスクが高まるため、避けるべきです。
• キャッチ工法（掴み込み）も製品によっては不向き
  • 石粒が割れる、屋根材が凹むなどの懸念があるため、施工には慎重な判断と専門知識（専門業者）が必要です。
• 野地留め工法が推奨されるケースが多い
  • 屋根材の裏側に金具を潜り込ませて固定する方法で、屋根材を傷つけずに設置可能。
  • 代表的な対応製品には、LIXILの「T・ルーフ」やROOFTGの「セネター」などがあります。
• 対応メーカー・架台の選定が重要

石粒付き鋼板屋根材（ジンカリウム鋼板など）に対応した専用架台は、主に太陽光パネルの設置を目的として開発されています。
以下のような特徴があります：

■主な製品例：支持金具 石付板金H36・H44

• 対応屋根材：セネター、T・ルーフ、スカイメタルルーフ ウッド、エコグラーニ、ローマンなど約40種
• 工法対応
  • インターロック工法
  • クリップロック工法
• 設置方法
  • 既設スレート屋根（コロニアルなど）へのカバー工法にも対応
  • 専用木ネジで野地板までしっかり固定
• 材質：アルミ、ステンレス（ボルト類）
• 強度：多雪地域にも対応する強化設計

■太陽光パネル設置の利点

• 屋根材に穴を開けずに設置可能なタイプもあり、防水性・美観を損なわない
• 専用架台を使用することで、屋根材の品質保証・美観保証が継続される製品も存在

■ 注意点

• 架台の選定には、屋根材の種類・工法・地域の気候条件（積雪など）を考慮する必要があります
• 一部製品では、スレート屋根上に粘着層付きルーフィングが必要な場合もあります

• 一部メーカーは石粒付き鋼板専用の架台を提供しています。
• 製品ごとに施工マニュアルが異なるため、事前確認が必須です。

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