屋根の雨漏りは放置してはダメ!原因と修理方法は?!
屋根の雨漏りは放置してはダメ!原因と修理方法は?!
梅雨時や台風など雨が多い季節に気になるのが屋根の雨漏りです。天井の小さなシミが雨のたびに大きくなるようなら、早めの修繕が必要でしょう。
しかし、修理をどこに頼めばいいのか、費用はどのくらいかかるかなど、わからないことも多いものです。
この記事では、屋根の雨漏りの原因や修理の方法から、費用や信頼できる業者の探し方まで詳しく解説します。

- 屋根の雨漏りについて
- 屋根の雨漏り、まずどうするか
- プロによる屋根の雨漏り修理
- 屋根の雨漏りに関するよくある質問
この記事を読むことで、屋根の雨漏りについて正しい知識を得ることができます。雨漏りで困っている人はぜひ参考にしてください。
1.屋根の雨漏りについて
ある日突然起こる屋根の雨漏り。いざという時あわてないためにも、どのような症状や原因があるのか詳しく見てみましょう。
雨漏りの症状
屋根の雨漏りには以下のような症状が現れます。
- 天井や壁にシミができ、雨のたびに大きくなる
- 天井や壁クロスの浮き・はがれ
- 天井から水滴が落ちてくる
- 床が膨れ上がる
- 家全体に結露が多くなる
- ふすまや障子が波打つ
- 耳を澄ますと水滴が落ちる音が聞こえる
屋根の雨漏りの原因について
屋根は一年中風雨や日光にさらされているため、経年劣化を起こしやすいものです。そのため、長年の使用により以下のような状態を引き起こします。
- 棟板金のサビ・クギの浮き
- スレートなど屋根材のひび割れ
- 漆喰(しっくい)の崩れ
- 瓦の割れ・ずれ
- コーキングのはがれ
こうしたダメージは、やがて屋根の防水シートや下ぶき材の劣化につながるのです。そのような状態で大雨が降ると、雨漏りを引き起こすことになります。
雨漏りは放っておくと危険
雨漏りは放置すると二次被害が発生し、住宅の寿命を縮めるでしょう。雨水は住宅の木部にしみ込んで腐食し、金属部分もサビて腐食が進みます。
家全体の湿度は高まり、カビやシロアリの発生につながることもあるのです。
雨漏りは、放置しても自然に治ることはないため、早めに修繕することが重要になります。
2. 屋根の雨漏り、まずどうするか
屋根の雨漏りに気づいたら、まずどうしたらいいのでしょう? ここではすぐに取るべき対策や、やってはいけないことについて解説します。
屋根の雨漏りは自分で対策できるか
自分で屋根の雨漏りを修理するのはおすすめできません。高所での作業は危険なだけでなく、雨漏りの侵入箇所を特定するのはプロでも難しいものです。
自分で修理することでかえって状況が悪化し、修理代が高くつくこともあります。
よほど高所作業に慣れているか、腕に覚えがある場合を除き、プロに頼んだほうが無難です。
自分で作業する場合は安全に十分注意し、自己責任で行ってください。
雨漏りの応急処置方法
雨の侵入場所が特定できない場合
ブルーシートを使って応急処置をするといいでしょう。大きめのブルーシートを用意し、できるだけ屋根の広範囲にかぶせます。風でシートが飛ばないように砂利を詰めた土嚢(どのう)袋を置いて固定しましょう。
ロープなどを使って固定すると、強い負荷がかかった場合に思わぬ箇所が破損することもあるので、使用を控えます。作業は必ず2人以上で行いましょう。
高所作業なので十分に注意が必要です。
雨の進入場所が特定できる場合
防水テープを貼ることで雨の侵入を一時的に防ぐことができます。
この方法は瓦屋根には向きません。スレート屋根やトタン屋根などに有効です。
貼る場所がぬれているとテープの粘着力が弱まるので、雨が上がって屋根が乾いてから行いましょう。
雨漏り補修DIYの注意点
雨の侵入場所が特定できないままシーリング(コーキング)材を使ってはいけません。素人判断で誤った場所をシーリングで埋めてしまうと、雨の通り道が変わり、また別の場所から雨漏りすることもあります。また、自分でくぎ打ちをすることもNGです。
不必要な穴が開いてしまうこともあり、そこから雨が侵入する可能性もあります。
業者へ依頼すべきとき
前述のとおり、屋根の雨漏りは雨の侵入場所を特定することが大切です。以下のような場合は速やかに業者に依頼したほうがいいでしょう。
- 応急処置をしたがその後も雨漏りが続いている
- 被害箇所がわからず放置している
- 高い所は苦手
- 自分で対応する自信がない
プロの雨漏り調査方法
プロに依頼するとはじめにきちんと調査をして雨漏りの原因箇所を特定します。
調査として行われるのは、屋根に上がったり屋根裏に入ったりして、近くでよく見る「近接目視」です。ほかにも、「赤外線サーモグラフィー」で温度の変化を見たり、「散水調査」として実際に水をまいて雨の通り道を調べたりする方法もあります。
3.プロによる屋根の雨漏り修理
屋根の雨漏りはプロに任せたほうが安心です。ここでは、雨漏りの修理方法や信頼できる業者の選び方などを紹介します。
屋根の雨漏り、6つの修理方法
雨漏りを直す屋根の修理には、おもに以下のような方法があります。
- 屋根のふき替え:屋根材を新しいものに取り替える工事。瓦は25年、スレートは20年、とたんは15年がふき替えの目安といわれている
- 屋根の重ね張り(カバー工法):既存の屋根を撤去せずにその上から新しい素材をかぶせる工法。工事期間が短くてすむ。瓦屋根ではできない
- 締め直し工事:瓦を一度すべてはがし、防水シートを取り替えたり痛んでいる部分を修理したりする。瓦を再利用するためふき替えに比べて費用が安くすむ
- 屋根塗装:ふき替えを行うほど下地が傷んでいない場合、屋根材に防水塗料を塗る。耐用年数が一番高いのが「フッ素」次いで「シリコン」「ウレタン」となる
- 棟板金工事:棟板金(スレート屋根の接合部分を止めている金属)を取り替える工事。劣化に強いプラスチック樹脂製の芯木やステンレス製のネジを使用することもできる
- 漆喰(しっくい)工事:瓦屋根の漆喰(しっくい)部分を取り替えたり補修したりする。築15年前後で工事が必要になることが多い
修理方法の選び方
修理は雨漏りの原因によって適した方法で行うことが大切です。瓦がずれた、屋根材がひび割れた、下地が劣化していた、コーキングが傷んでいたなど、調査の結果に基づいて業者のアドバイスをもとに決めましょう。
業者の選び方
屋根の雨漏りは、塗装業者、板金業社、瓦業者、リフォーム業者など、さまざまな業者で対応しています。それぞれの業者で得意・不得意があるため、まずは屋根の種類や雨漏りの状況によって相談先を決めてください。無料で調査や見積もりをしてくれる業者を数社選び、見積もりを出してもらうといいでしょう。
屋根の修理工事について
屋根の修理工事の費用の相場と工期は以下のとおりです。屋根全体を工事するには工期も長いため、雨の少ない時期に行うといいでしょう。
- 瓦の部分補修:20万円~、工期約1週間
- スレート屋根のふき替え工事:60~200万円、工期約1週間
- 金属屋根をカバー工法で修理:100万円~、工期約2週間
- 棟板金の撤去交換:30万~100万円、工期2~4日
- 漆喰(しっくい)の塗り直し:30万~80万円、工期2~4日
悪質な業者に注意
屋根の修理業者には、悪質な業者が紛れていることがあるため注意が必要です。
中でも、消費者に十分に考える時間を与えず契約を急がせる業者や見積もりが不明瞭、説明が不十分、前金を要求するなどの業者とは契約しないほうがいいでしょう。
4.屋根の雨漏りに関するよくある質問
屋根の雨漏りや修理に関する質問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q.台風で瓦がずれて雨漏りしました。瓦の位置を戻せばいいでしょうか?
A.表から見てずれているだけに思えても、下地にダメージがあることも考えられます。自己判断しないで、一度プロに見てもらいましょう。
Q.火災保険を使って屋根の雨漏りの修理ができると聞いたのですが?
A.台風や暴風雨・突風など、「風災」による屋根の破損があった場合は被害の補償を受けられます。保険適用には細かい条件があるため、契約内容をよく確認してください。また、保険金による住宅修理サービスはトラブルにつながることも多く、消費生活センターに相談が急増しています。安易に契約しないよう気をつけましょう。
Q.雨が降っていないのに天井にシミができました。雨漏りではないのでしょうか?
A.雨漏り以外のシミは、小動物のふん尿によるもの、結露水によるもの、水回りの配管からの漏水によるものが考えられます。
Q.2階建て住居の1階天井にできたシミも雨漏りが原因でしょうか?
A.雨漏りの原因箇所は屋根だけではありません。サッシの防水や壁のコーキングが劣化して雨漏りすることもあります。長年にわたり壁の中を伝って1階から雨漏りしている場合もあるため、詳しい調査が必要です。
Q.突然訪問してきたリフォーム会社に「屋根の漆喰(しっくい)がはがれている。このままでは雨漏りで大変なことになる」と屋根修理の工事の契約を迫られました。工事をしたほうがいいでしょうか?
A.契約を急がせる業者と安易に契約してはいけません。しつこい営業は消費者センターに相談しましょう。ちなみに、訪問販売は契約後8日以内なら無条件でクーリングオフ(契約の解除)ができます。

まとめ
屋根の雨漏りは外から見ただけでは原因がわからず、雨の侵入場所を特定するのは難しいものです。雨漏りの症状を放置すると住まいの寿命にも影響します。早めの修理が必要ですが、高所でのDIY作業は大変危険です。信頼できる業者に頼んでしっかりと修理しましょう。
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